家でのお手入れ
こんにちは。
今村です。
今回はちょっとお客様とお話ししていてなるほどなぁと思う事もあるので家でのお手入れについてお話ししていきたいと思います。
最近は皆様の髪の毛に対しての意識や価値観も凄く上がってきているなと思うのですが、やっぱり家でのお手入れに対してはまだまだ面倒やと思っている方も多いですね。
特にドライヤーは面倒だと思っている方も多いように感じます。
ですがなんぼいいシャンプーやトリートメントを使って頂いてもドライヤーの仕方が悪いとなかなか良いコンディションや収まりを維持する事が難しいんです!
濡れたまま寝るのは良くないと分かっていても日々の忙しさや疲れでついつい曖昧になりがちですよね。
それも良く分かります。
でも頑張って乾かして頂けるといいコンディションも維持できますし圧倒的に翌朝が楽ですよ!
まず皆様もサロンなどで濡れたまま寝てしまうとキューティクルが壊れてしまうというのはよく耳にするかと思います。
実際キューティクルというのは凄く繊細でロングの方が癖で右側の毛先をよく触ってしまったりされているとそれだけで壊れてしまいパサパサになってしまいます。
左右でダメージレベルが違う方とかは結構この可能性があります。
そしてさらにキューティクルは濡れるともっと繊細になります。
膨潤してとても柔らかくなってしまうのです。
長くお風呂に入ると指先などもふやけてきますよね⁉︎
あんなイメージです。
それをそのまま寝てしまうという事はふやけている指先をガシガシ擦り付けているという事です。
なんとなくダメージしそうですよね。
ですがここまでは先にお話ししたみたく皆様なんとなくご存知というか、とにかくダメージするので濡れたまま寝るのはやめておこうと思って頂けているかと思います。
では何故ドライヤーをしてるのになんかまとまらないとかダメージが気になるという方が多いのか。
お客様とお話ししていてこれは結構あるあるなのかもなぁと思った事があります。
実は8割から9割くらい乾いたところでやめている方が結構多いみたいです。
少しややこしいのですが髪の毛にはイオン結合と水素結合というのがあります。
イオン結合というのはパーマのお薬などをつけないと切れないのですが水素結合というのは濡れることで一時的に切れてしまいます。
そして乾いた状態でもう一度くっつきます。
皆様の日常でもお風呂上がりには水素結合が切れていて乾かしたら水素結合がくっついているというのを繰り返しています。
そしてドライヤーをされるにあたってこの水素結合がくっついているかどうかといいうのがとても重要です。
綺麗に乾かした状態でくっついているのか、多少うねった状態でくっついているのか、というのももちろん重要なのですが、「綺麗に乾かしたつもりで8割から9割ぐらいでドライヤーやめてしまうのか」というのもとても重要です!
髪の毛は乾ききる直前、つまり水素結合がくっつく直前が1番形が決まります。
その1番大事なタイミングでドライヤーをやめてしまうというのはとてももったいないです。
1番髪の毛が綺麗にまとまってくるタイミングです。
最初は気合い入れて乾かしていても後半になり腕がだるくなった、もう乾いたかなと思い適当になりがちみたいですね。
むしろ反対で前半は適当に乾かして頂いて7割から8割くらい乾いたところで本気出してください!
丁寧に上から手ぐしで…。
(乾かし過ぎも注意です)
翌朝の収まりやまとまりがかなり違うと思いますよ!
特に中の方は以外と乾いてないという事もあるので気をつけてください。
あと怖いのはもちろんですが全然乾かさずに寝てしまう事です。
脅かす訳ではなく頭皮に雑菌が湧きます。
雑菌なので頭皮環境が悪くなります。
そしてそれが匂いの原因にもなります。
痛むし臭うしいい事ありません。
では「夜頭洗わなければいいんや」となるかもしれませんがそれもできるだけNGです。
自分の皮脂や整髪料(オイル系なども含みます)そして外部からの汚れなど1日生活されていると頭皮は思っているより汚れています。
それをそのまま放置して寝るのも頭皮環境を悪くしてしまいます。
特に男性の方は絶対洗った方がいいですよ!
薄毛予防の初級です!
皆様それぞれの生活リズムがあり難しい部分もあるかと思いますが普段の髪の毛の扱い方をちょっとだけ見直してもらうだけでも髪の毛が綺麗に保てます。
その上で使用するシャンプーやトリートメントをこだわって頂けると本当に変わってくるかと思います。
いかがですか皆様?
珍しく美容師みたいなブログ書いてみました。
- 2017年10月25日